例によって中華通販でオペアンプLM4562NAを入手しました。
さて問題はこのICが本物なのかどうかということです。
CPUなどは動作環境を作ってソフトを動かしてみると本物なのかリマークなのかだいたい見当が付きますが、オペアンプの場合普通の4558をリマークされていても動作的に判別するのは難しいと思われます。
しかしはLM4562NA超低歪みHiFiオペアンプと言う事なのでひずみ率を測ってみればわかるのではないかと言うことで簡単なヘッドフォンアンプを作って差し替えてみることにしました。
比較するオペアンプはTIのRC4558P、JRCのNJM4558DD、それと中華LM4562NAです。
測定器はパナソニックVP-7722A オーディオアナライザーを使用
測定周波数は1000Hz、アナライザー内蔵の発信器ひずみ率は0.00074%でした。
RC4558P
ひずみ率は1.71%
NJM4558DD
ひずみ率は1.67%
LM4562NA
ひずみ率は2.02%・・・あれ?
今度は発信器を作って比較してみましょうか^^;
コメント
高橋さん、こんにちは。
真贋の判定お疲れ様です。(^_^)
負荷インピーダンスが低すぎると厳しいのかも知れませんね。 4558で%オーダーの歪みというのもちょっと大きすぎるように思います。 測定条件を変えてチャレンジしてみてはどうでしょうか? 高橋さんの評価結果に非常に興味を持っております。(ホンモノなら自分も買おうと・笑)
JA9TTT/1 加藤さん
いつもコメントありがとうございます。
デジタルICと違ってオペアンプの真贋を判断するのは難しいですね^^;
オーディオアナライザの入力インピーダンスが100kΩなのが影響しているのでしょうか?
それでも相対的には歪みが下がってくれても良さそうなのですが、秋月で本物?のLM4562NAを購入して比較するしかないかとも思っていますがそれも本末転倒な気がしています(笑
加藤さんがBlogで紹介された超低歪みAF OSCを作ってオペアンプを差し替えて歪みを測定した方がわかりやすいかな。
ヘッドフォンアンプなので数100Ωかとおもいました。
100kΩの負荷ですか・・・了解です。 数kΩまで問題はないと思います。
あと考えられるとすれば、ハムなどノイズの誘導がありそうですね。
よくシールドするとかノイズの飛び込みがないようにしてみてはいかがですか?
基板を裸のままで測定しているように見えますので・・・。
あと、アナライザにはハイパスフィルタがあると思いますので、ONして測定する
という手もあります。 測定周波数より下のカットオフ周波数を選んでください。
こんなところと思いますが、違いがわかるようにするにはある程度負荷を掛けてみて
比較する方が良いと思います。 数100Ω〜数kΩの負荷が良いかも知れないです。
4558は一般用としては優秀な方ですから違いがなくても不思議ではありません。
ほか、周波数特性は4562の方が明らかに良いので高い周波数で比較するとか・・・。
再現性の良い超低ひずみ測定は技術を要しますので、色々お試しください。
道具があれば誰でも測定できるわけではないと思います。
JA9TTT/1 加藤さん、こんばんは。
測定条件やフィルター、負荷のアドバイスありがとうございます。
単一周波数の同じ条件で測定すれば問題無いだろうと思っていたのですがそう簡単にはいかないですね。^^;
AFを測定するのは初めてなのですがまあオーディオアナライザの使い方も含めて結構難しいですね、3588Aでスペクトラムを見た方が手っ取り早かったかもしれません。