QCXの調整を行いました。
QCXはよく考えられていてフロントエンドのBPFやフェーズシフトのIQバランスは測定器などがなくても内蔵のOSCを使って調整できるようになっています。
まずBPFの調整を行います。
メニューのアライメント項目のPeak BPFを選択します。
イヤフォンからトーンが聞こえシグナルバーが触れるのでバーが最大になるようにトリマコンデンサを調整します。
次にI-Qバランスを調整します。
イヤフォンでトーンを聞きながら、最もトーンが小さくバーが最も振れない点に多回転VRで調整します。
次にフェーズLowとフェーズHighを同様に最も信号が小さくなる点に調整します。
一つ調整すると以前の調整が少しズレるのでI-Q BalとPhease Lo、Phease Highを交互に何度か調整を行います。
12Vの安定化電源に接続して出力は3Wちょっとでした。
第二高調波が-46.5dBc、近接には変なスプリアスは見られませんでした。
QCXで電波を出すためには変更申請(送信機の追加)を行う必要がありますが、今のところアンテナをつないで送信する予定はないので申請はしばらく先になりそうです。
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