昨年末の事になりますが、「モトローラ6800伝説」という本を見つけました。
6800CPUを使ったマイコンの開発経験などノスタルジックな内容だろうと思って購入したのですが、ノスタルジックな内容とともに実際に6800を使ってSingle Board Computer(SBC)を製作し、SBCの基板を頒布するという内容でした。
面白そうななのでさっそく頒布された基板と必要なパーツをそろえて作ってみることにしました。
6800を動かすSBC6800の頒布基板とパーツ
6809Pを動かすSBC6809の頒布基板とパーツ
パーツ点数も少く製作はあっさり終了しましたが、6800のクロックを生成するPICマイコンへのプログラム書き込みと昔ながらのUVEPROMへの書き込みが必要です。
PICマイコンへの書き込みはPicToolなどで簡単に書き込めますが、UV-EPROMへの書き込みはROMライターと手持ちの中古ROMを使うのでイレーサーが必要になります。
ROMライターはUSB接続タイプでアマチュアには最近よく使われているTL866を購入しました。
UV-EPROMの消去には古いイレーサーを押し入れの奥から探し出しました。10年以上ぶりに通電しましたが、紫外線ランプも切れて無く問題無く使えました。
このシリーズはPCのターミナルソフトを昔のTTYの代わりに使用します。
書き込んだROMを装着し、TTL-USB変換基板を使ってPCと接続。
通電してエコーバックテストを行ったところ、エコーが帰ってきて動作チェックOK
SBC6800には簡易モニターと簡易言語を書き込んだROMを搭載
SBC6809にはMS-BASICを書き込んだROMを搭載
今や中華通販で100円ぐらいで入手出来るarduinoやSTMマイコンと比べても非力でI/Oも少ないこのSBCをなにに使うのかと言われると特に使い道はなく、動いているのを見てノスタルジーに浸れるぐらいでしょうかw
コメント
6800のマイコンといえば松本吉彦さんの本が思い出されます。
ずいぶん読んだものですが路線変更でApple IIのクローンを作りました。
CPUの6502は6800よりも一段とクセが強いので難解でしたね。
古いマイコンをいじって遊ぶのは面白そうですね。懐かしいです。hi hi
JA9TTT/1 加藤さん
コメントありがとうございます。
>松本吉彦さんの本が
つくるシリーズでしょうか、当時参考にされた方多かったみたいですね。
私がマイコンに興味を持った頃はすでにPC-8001などの完成品が普及していましたので、CPU単体からマイコンを組み立てたことがなく、一度組み立ててみたいと思っていたところシンプルな回路と基板販売というのに惹かれて作ってみました。
もちろん今さら昔の8ビットCPUで何かを制御するとか言う事はないのでノスタル爺ですが。Hi
>Apple IIのクローンを作りました。
我が家にもApple IIのクローンがあるのですが、先日久しぶりに通電したところディスプレイになにも映らなくなっていました。Hi