光造形3Dプリンター導入(洗浄硬化機編)

光造形プリンターはレジンに紫外線をあてて硬化させる方式なので、印刷後に印刷物の周りに付着したレジンの除去と、レジン除去後に紫外線をあてて2次硬化を行う必要があります。
今回プリンターとセットで洗浄機能と硬化機能を備えたANYCUBIC 洗浄硬化機 Wash & Cureも購入しました。

本体とACアダプタ、洗浄用タンクとかご、プラットフォームごと洗浄するためのアングル、2次硬化のためのターンテーブルなどがセットになっています。

洗浄用タンクはイソプロピルアルコールか水を注ぎ、その中に印刷物を沈めて攪拌する方式のため、タンクの底に磁石を使用して非接触で回るファンが付いています。

タンクに洗浄液を注ぎ、その中にかごに入れた印刷物を沈めます。またはアングルでプラットフォームから取り外す前の印刷物をプラットフォームごとセットすることも可能です。

本体前面には洗浄と硬化の切替、スタートとストップボタン、タイマーの時間切替スイッチが付いています。

室内でイソプロピルアルコールを攪拌する勇気は無いので水道水を入れて動作確認を行いました。
外側のアクリルケースをかぶせないと動作しない様になっています。

洗浄が終わって印刷物が乾いたら紫外線をあてて2次硬化を行います。
洗浄タンクを外してターンテーブルをセットし、印刷物を中央に置きます。

カバーをかぶせてタイマーをセットし、スタートボタンで紫外線照射が始まります。

動作させるとターンテーブルが回転してまんべんなく紫外線が当たるようになっています。

2次硬化後の印刷物を見ると少し溶けかかっているように見えた所も綺麗に固まってます。

FDM方式の3Dプリンターと比較すると手間がかかったり大きな物は難しいなどの欠点はありますが、そのかわりFDM方式では綺麗に印刷するのが難しい物が印刷出来そうです。
制作物によって使い分ける必要がありますね。

コメント

  1. JE1SGH 1RO より:

    素晴らしいですね.一家に光造形とFDM方式各1台の時代でしょうか😓

    • T.Takahashi(JE6LVE/JP3AEL) より:

      JE1SGH 1ROさん
      最近は3Dプリンターと卓上CNCは一家に一台と言う話です(笑

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