学生時代、バイクのメンテナンス、修理は自分で行っていましたがそのときにやっかいなのが取れないネジ、なめたネジでした。
特に高トルクで締め付けられている箇所にプラスねじが使われていると殺意を覚えました(笑
最近は車やバイクのメンテナンスはディーラーに任せっきりですが、やはり工作や無線機のレストアなど行っているとなめたネジの問題は避けられません。
手元にあるネジ外し工具を集めてみました。
適切な工具を使っている前提で固くて緩まないネジにまず試してみるのはCRC556に代表される浸透潤滑剤でしょうか。個人的にはあまり効果があった記憶が無いのですが^^;
やはりなめやすいのは六角ボルトなどではなくトルクをかけにくいプラスねじやビスではないでしょうか。
なめる前に試してみたいのが工具とネジとの摩擦を増やすねじ滑り止め液(摩擦増強剤)
ネジが使われている対象が丈夫でしたらインパクトドライバーが一番効果があります。
ネジを緩める力配分は上から押さえつける力が7割、回す力が3割と言いますが、インパクトドライバーはハンマーで叩く力でビットを回すことができます。
それでもネジをなめてしまった場合、ネジの頭が出ている場合にはネジザウルスを使ってみます。
皿ネジなどの場合はなめたネジ外しビットを使っています。
使い方はメーカーのYoutubeで
ネジとりインパクトはネジの溝を叩いて作り、インパクトドライバーで回すセットになってます。
ネジをなめてしまう原因の一つにネジの種類が違う場合があります。
日本で一般的に使われているプラスねじはフィリップスネジ(PH)ですが、欧州ではポジドライブ(PZ)というネジが使われている場合があります。
アジレント(旧HP)社の測定器にも使われていますが間違えてフィリップスドライバーを使うと簡単になめてしまいます、最初はこのことを知らず「すぐになめる、ネジの材質が悪いのかな?」と思ってました(笑
ポジドライブ対応ドライバーとビット
これらを使ってもどうしようもないときやねじ切れてしまった場合はドリルやグラインダーで破壊するしかないですね(笑
ネジやボルトを締めるときは本来トルク管理が必要なのですが、電子工作で使用するサイズのネジ、ナットでは感覚で締めすぎないように気を付けてます。
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